フェムテック:ラボ品質の糖尿病検査を家庭で

by: James Jackson - Founder and CEO of Digostics, inventor of GTT@home

妊娠糖尿病 - 手遅れになる前に知っておきたいこと 

妊娠糖尿病(GDM-Gestational diabetes mellitus)は、妊娠中に発症する糖尿病の一種です。GDMを治療しなかった場合、妊娠合併症の発生率が高くなります。GDMでは、赤ちゃんの体重が増加するのが一般的で、帝王切開分娩や出産時の怪我、外傷の原因となります。GDMはまた、母体の高血圧や子癇前症、母体や成長期の子どもの2型糖尿病の発症にもつながります。GDM発症後、母親の50%以上が5~10年以内に2型糖尿病を発症し、子供のリスクは8倍に増加します。

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GDMの増加

耐糖能異常(IGT、糖尿病予備軍)、肥満、2型糖尿病の増加を反映して、GDMの割合は近年爆発的に増加しています。糖尿病の主要な危険因子である過体重の女性の割合も増加しています。女性は糖尿病前症や糖尿病を早期に発症する一方、出産は遅くなっており、妊娠を迎える女性の多くは、GDMにかかりやすい危険因子を持っています。

唯一の検査方法

GDMは早期に発見すれば、うまく管理することができます。症状は、手遅れになる前に見過ごされやすいため、早期発見の唯一の方法は、経口ブドウ糖負荷試験(OGTT-oral glucose tolerance test)と呼ばれる正確な血液検査です。OGTTは、標準的なブドウ糖溶液を飲む前後の血糖値を測定し、この値によって耐糖能異常や糖尿病の有無や程度を示します。しかし、OGTTは一晩絶食する必要があり、その後、2時間以上の検査のためにクリニックに移動する必要があるため時間を費やし、妊婦にとって不便、もしくは受けにくいものとなっています。さらに、医療従事者は厳格な検査手順を守らなければならず、さもなければこの検査で検出するよりも多くのGDMを見逃してしまう可能性があります。

 

著者からのメモ: GTT@home - 家庭用OGTTキット

「Digostics社は、診断に対する新しいアプローチにより、精度と信頼性の確保をしながら、これまで家庭での検査に適用されていない技術を使用し、検査を家庭で行えるようにしました。Digostics社の糖尿病に対する最大の貢献は、切望されていたものの困難なOGTTを改善したことです。そのため、Digostics社は、世界で唯一のOGTTの家庭用検査キットであるGTT@homeを開発しました。GTT@homeは、適切に実施されているクリニックのOGTTと同等であり、トレーニングや機器なしで患者が非常に簡単に使用でき、患者と臨床医に役立っています。糖尿病に対していくつかのアプリケーションが開発されていますが、最初に焦点を当てているのは、GDMの早期発見を行うこと、それはDigostics社のデジタルマタニティプラットフォームの一環です。」

 

James Jackson -1-1

James Jackson
Founder and CEO of Digostics
Inventor of GTT@home

 

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